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学会長挨拶

このたび、第60回日本作業療法学会が2026年11月20~22日の3日間に新潟市で開催されることになりました。
11月の紅葉シーズンでもあるので、美しい自然の中で学会が迎えられる喜びもひとしおかと思います。自然が豊かで風光明媚な新潟は、ミネラルを多く含んだ雪解け水で育った米どころとして広く知られています。第60回学会のポスターやロゴも紅葉とお米をイメージして作成されています。日本酒の種類も豊富で、米どころ、酒どころ、日本海の魚どころと、きっと学会の夜を彩ってくれることと思います。また、新潟は国際湿地都市でもあり、シベリアなどから飛来する白鳥越冬数は日本一と言われています。学会開催時期には、新潟市内の湖に早朝や夕方に優雅に舞う白鳥を見ることができるのではないかと思います。

さて、本学会のテーマは「脳機構から読み解く作業療法の挑戦」としました。副題は、「『作業』によってあなたも私も満たされる」、です。私は、長らく脳卒中や脳血管障害後の高次脳機能障害を抱えた患者様に携わってきて、作業療法によって確かに患者様の人生が満たされていくのを目の当たりにしてきました。「満たされること」はReillyのいうところのOccupation、つまりもうひとつの作業療法の意味でもあります。高次脳機能障害のみならず、作業療法の価値をできれば脳機構から読み解いてみたいと感じています。主題は『脳機構から読み解く作業療法』ですが、もちろん、脳機構にこだわらず、各作業療法の領域で、患者さんや家族や作業療法士や地域やいろんな対象の方がいろんなフィールドで『作業』によって満たされたことをたくさん見たい・聴きたい・話したい・話し合いたいと思っています。

新潟県での開催は1997年の長岡市で開催された第31回以来29年ぶりです。この時、私も参加しましたが、当時の作業療法士協会の会員はまだ8,400名で、新潟県作業療法士会の先生方が熱心に運営されていたことを覚えています。加えて、魚料理が美味であったことも!その後、2020年に第54回学会が新潟で開催予定でしたが、COVID-19のため、現地開催ではなくWEB学会となったことは、会員の皆様にも記憶が新しいのではないかと思います。今回は、2020年のリベンジを果たしたいと思います。

プログラムでは、本学会が第60回という記念すべき学会であることから、国際部に国際企画プログラムを企画していただきます。さらに、脳機構にちなんだ基調講演や教育講演、シンポジウムなどをこつこつと絶賛企画中です。

美しく、空気の澄んだ新潟学会で、心ゆくまで『作業』を語り合いましょう。

ご参加を心からお待ち申し上げております。

第60回日本作業療法学会

学会長 種村 留美

(関西医科大学リハビリテーション学部)

種村 留美
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